幸せな人間関係を築くうえで、人から信用を得る事はとても重要になります。
人は、信頼できる相手にしか自分の心を開いて関わろうとはしません。
相手から心を開いてもらわなければ、友人、職場、恋愛など多岐にわたって、問題となります。
心を開いてもらえなければ、信頼できる友人を作る事はできませんし、職場においては、重要な仕事やチャンスをもらえない可能性も出てきます。また恋愛においては、相手を信用できず絶えず疑いや畏れを抱き、かえってストレスになってしまうという事もあるかもしれません。
幸せな人生を築くうえで、信用される力「信用力」はなくてはならないものです。
では、私たちはいったいどんな人を信用するのでしょうか?
自分がどのような人を信用しているかを考えると見えてきます。
自分の幸せを願ってくれている人、自分に協力してくれる人、自分に優しくしてくれる人、自分の幸せを願い足りないところを指摘してくれる人を信用しているのではないでしょうか?
集約すると、次のようになります。
人は、自分に利益をもたらす人を、味方とみなし信用する。
逆に、自分に不利益をもたらす人を、敵とみなし警戒する。
たとえば、新規事業を立ち上げ協力できるパートナーを捜しているとします。
事業成功を心から願い、目標を共有でき、方向性がずれている時は、しっかりと指摘してくれる人がいたら、その人を味方とみなし信用しパートナーにすると思います。
逆に、自分にとって耳障りのいい言葉を発し、常に機嫌をうかがうが、根底では自分自身の儲けが最大の関心事となっているような人とはパートナーを組みたいとは思いません。
つまり、人から信用を得るためには、相手の夢や願いの実現に協力的だと言葉と態度で表現するという事です。
「常に利益的に話し行動する」という事です。
ただ、注意していただきたいのは、相手の願いや利益を感じる部分が、人それぞれ違うという事です。
相手が望んでいる事や願いとは違うことをいくら一所懸命やったとしても、それはかえって有難迷惑となり、信用以前に煙たがられてしまいます。
ですので、相手に興味を示し、冷静に観察し、じっくりと話を聞く事から始めましょう。
実践する中で、相手の夢や願い、不安や悩みが少しずつ見えてくるはずです。
そしてもう一つ、信用を得るために重要な事があります。
それは「常に正直に話し行動する」という事です。
幼稚園の子供でも分かっていることですが、80歳過ぎても完璧に守ることは、なかなか難しい事です。
しかし、これを実践できなければせっかく積み上げた信用をあっさりと崩しかねません。
正直に話すには勇気のいる場面も数多くあります。
捨て身にならないと正直に話せない場面もあります。
正直に話したおかげで、事態が悪化し、嫌な思いをする場面もあるかもしれません。
それでも、信用を失うことと、その場を嘘でごまかすことを天秤にかけたさいは、信用を失う事のほうが、圧倒的にリスクが大きいと言えます。
「信用を失うという事は、すべてを失う事に等しい大損失である」と自覚し、正直に話し行動するということを実践しましょう。
信用は、一朝一夕にえられるものではありません。
信用は、常日頃の「信用される行動」と「信用される話し方」によって築かれていくものです。
ぜひ、豊かな人間関係と将来のステージアップのために大きな信用を築いてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。