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共感力を高める方法

こんにちは。ジェスリードの滝口雄太です。

みなさん、共感力という言葉を耳にしたことはありますか?

 

共感力とは、簡単に言えば「相手の感情や思い、考えを感じ取る力」です。共感力を高める事でコミュニケーション能力は格段にアップします。また、ビジネスの面でも意思疎通がやりやすくなるため、効率も良くなります。

今回は、人間関係を豊かにし、幸せを掴むうえで非常に重要になる共感力を高める方法について紹介したいと思います。

 

共感力を高めるとは、相手の気持ちを受け取る力を高めるという事です。みなさん、相手の事を思ってしたのに、かえって迷惑がられたという経験はございませんか?

人の価値観や考え方は、一人ひとり違います。だからこそ、同じ行動をとったとしても、ある人には喜ばれ、ある人には嫌がられるのです。たとえば、自分の部屋にこだわりがある人にとっては、部屋を勝手に掃除されることはありがた迷惑になりますし、こだわりがない人にとっては、とても喜ばれる行為になります。つまり、相手の願いを感じ取る力が高ければ高いほど、相手に喜びを与える事ができ、信頼関係も高まりコミュニケーションをより円滑にとれるようになるのです。

 

では、今日の本題である共感力を高める方法、相手の気持ちを受け取る力を高める方法について紹介します。

それは、「傾聴」をこころがけるという事です。弊社では、「傾聴トレーニング」と呼んでいます。

まず、「傾聴」について簡単に説明します。傾聴とは、耳だけではなく、相手の仕草や表情を観察し、話し手が伝えたいことを理解しようと全身全霊を傾けて聞くという聴き方です。

相手の考えを理解し、気持ちを感じ取るという目標意識をもって話を聴くことが、重要になります。

 

さらに、傾聴には次の3つの段階があります。

 

1.受動的傾聴

2.反映的傾聴

3.積極的傾聴

 

最初の段階の受動的傾聴とは、相手の話にじっくり耳を傾け受け止める、傾聴の基本になります。その際に、相手に気持ちよく話をしていただけるよう、適度な相槌、表情、アイコンタクトを取る事を意識します。

次の段階の反映的傾聴とは、「○○ということなんですね」など、相手の話を理解し共感していると伝えるために、相手が伝えたい内容の重要ポイントをオウム返しのように言葉にします。

その際は、言葉に気持ちを込め、表情や仕草をプラスするとさらに相手は安心感をいだきます。

最後の段階の積極的傾聴とは、相手の話に「共感し受け止めている」という姿勢を言葉にするだけでなく、興味関心を示すために詳しい説明や、質問をするという段階です。

話しては、質問をされることで「しっかりと興味を示してくれているんだな」と安心感が高まり、より一層心の扉を開いてくれます。

 

そして、弊社が勧める「傾聴トレーニング」とは、日常生活のなかで、相手の話に精神を集中して、「相手の考えを理解する事」「相手の気持ちを感じ取る事」を目的に、傾聴を実践するのです。特に、家族や親しい友人との会話をする際に「傾聴トレーニング」を実践すると効果は抜群です。家族や親しい友人と話をする際は、どうしても油断してしまい、テレビやスマホを見ながら、フンフンと上の空で聞いてしまったり、自分の考えと違う事を言われると、ムキになって共感ではなく、反論してしまう場合が多いからです。

 

日常会話で、「傾聴トレーニング」を実践する事で、しだいに相手の気持ちを感じ取れるようになっていきます。少しずつ「共感力」が高まっていくのです。

共感力は、「感じ取る力」ですので、一気に高まる事はありません。継続していく事が大事です。

共感力が高まる事で、きっとあなたの周りにはたくさんの仲間ができ、豊かな人間関係に恵まれ、今以上に幸せを実感できる生活へと変化していくでしょう。

 

是非ともみなさん実践してみて下さい。

ここまで、ご覧いただきありがとうございました。