こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。
「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。
このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。
今回、テーマにする名言は、「情けは人の為ならず」です。
以前、文化庁で行った調査では、誤った意味で理解している人が、半数近くいたそうです。
その誤った意味とは、次のようなとらえ方です。
「人に情けを賭けて助けてやることは、結局、その人のためにはならない」
本当の意味はというと、全く逆で、「人に情けを賭けて助けることは、その人のためになるだけでなく、巡り巡って、自分のためにもなる」という内容です。
「人に情けを賭けて助けることが、巡り巡って、自分のためになる」
「信じがたい!」という人もいます。
しかし東洋哲学では、これは宇宙の絶対の法則だと言います。
東洋哲学では、宇宙の法則のことを「真理」と表現します。
「情けは人の為ならず」が、宇宙の法則であると言われる理由は、前回のブログでもお話した「善因善果、悪因悪果の法則」に、この世界が貫かれているからです。
この世界は、「善い行いをすれば、善い結果が生じ、悪い行いをすれば、悪い結果が生じる」ようにプログラムされていると言えます。
ですから、人を幸せにするために情けを賭ける行為を実践すると、善因善果ということで、善い結果を得ることになるのです。
つまり、人に情けをかけることによって、自分が望む結果、自分が喜ぶ結果が得られるわけです。
そう考えると、人に情けを賭けなかったら損と感じます。
しかし現実の社会を見てみると、人に情けを賭ける人が増えているかというと、そうでもないように思います。
むしろ、テレビのニュースを見ると、毎日のように「人を傷つけるパワハラの問題」や「いじめ」や「幼児虐待」の問題が、後を絶ちません。
人に情けを賭けるどころか、人を傷つける行為をしている人が多いのです。
どうして多くの人は、人に情けを賭けるのではなく、人を傷つけるのでしょうか?
1つは、「情けは人の為ならず」を信じることができないからです。
もう1つの理由は、自分の感情に振り回されているからです。
逆に言えば、「情けは人の為ならず」を信じること、そして、自分の感情に振り回されない心を養うこと、この2つの条件を満たすことができないと、日常生活の中で、人に情けを賭けて助けることはできないのです。
人に情けを賭けるということは、現代風に言ば、「思いやりをかける」と表現できますが、その思いやりをかけるためには、少なくても自分の感情をコントロールする力がないと、思いやりをかけたくてもできないわけです。
それでは、自分の感情をコントロールする力とは、どんな力でしょう?
それは、ズバリ「意志力」です。
意志力こそ、自分の感情をコントロールする力なのです。
ですから意志力が弱い人は、自分の感情に振り回されてしまいますから、思いやりをかけたいと思っても、なかなか思いやりをかけることができないわけです。
それでは意志力を強化するために、どうしたらよいかですが、日常生活の中で、意志力を強化する一番の方法は、「規則正しい生活をする」ことです。
具体的には、一日のタイムスケジュールをきちんと立てて、出来る限り、そのスケジュール通りの生活をするのです。
そういう規則正しい生活の中から、強い意志力が生まれるのです。
そして、規則正しい生活をし、意志力を強化することによって、人に思いやりをかけられるようになり、その結果として、「情けは人の為ならず」、つまり周りの人を幸せにすると共に、自分をも幸せすることができるわけです。
皆さん、ぜひ規則正しい生活を心がけて下さい。
そして出来る限り、思いやりを実践して下さい。
それこそ、幸せに生きる生き方と言えます。
【今回の名言】 情けは人の為ならず
【今回の教訓】 規則正しい生活を心がけ、意志力を強化し、思いやりを実践する。それが、幸せに生きる生き方である