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正直者は馬鹿を見る

「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。

このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。

こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。

 

今回、テーマにする名言は、「正直者は馬鹿を見る」です。

 

このことわざは、本当でしょうか?

本当に、正直者は馬鹿を見るのでしょうか?

 

確かに、私の従事していた営業の世界においては、馬鹿正直に商品を説明する営業マンより、多少、大げさに商品の良さを誇張して説明する営業マンの方が、売上げを上げるということがありました。

 

そういう商品の良さを誇張して説明する営業マンは、最初の1年目は、売上げをどんどん上げて、優秀な営業マンとして認められるのですが、2年3年と経ちますと、売上げが徐々に落ちていき、5年を過ぎたころには、もう会社にいなかったということが数多くあります。

 

それに対して、馬鹿がつくほど真面目で、正直な営業をしている営業マンは、最初の1年は、なかなか売上げが上がりませんが、2年目、3年目と少しずつ売上げを上げていき、5年を過ぎた当たりには、叩き上げのトップセールスマンになっていることも少なくありませんでした。

 

結局、商品の良さを誇張して説明する営業マンは、最初は、お客様も、その誇張された商品の良さに魅せられて購入するわけですが、その商品を実際使ってみると、その営業マンの説明と違うところに気づき、お客様から不信感を持たれるわけです。

 

「人の信用を失う」ということは、恐ろしいもので、そういう悪評は、想像する以上に拡散するのです。

ですから、そのような口がうまい営業マンが、2年目3年目から売上げが落ちる原因は、お客様からの信用を失うためと、それに合わせて、営業マン自身が、お客様を訪問する時に、後ろめたい気持ちが生じ、話す言葉の力が低下するためなのです。

 

それに対して正直な営業マンが、2年目から売上げが、少しずつアップする理由は、お客様の信用が徐々に得られるためです。

 

営業だけでなく、あらゆる世界において、信用ほど大事なものはありません。

そういう意味で、正直者は、結果的には、多くの人の信用を得ることになりますから、損はしないと言えます。

 

私自身、次のような経験があります。

幼児教材の営業マンとして、現場を回っていた時のことです。

 

その日は非常に風の強い日で、私が、あるお客様の住むマンションのドアを開いて中に入った瞬間、強風のためにドアがいきなり閉まり、その衝撃で、畳一枚ほどの大きさの強化ガラスのドアにヒビが入ってしまったのです。

 

管理人もいなかったので、私は、そのまま3階のお客様のところを訪問しました。

その帰り、私はエレベーターの中で、迷います。

 

A:風でそうなったのだから、私のせいではない。

  誰も見ていなかったので、そのまま知らんぷりして帰ろう

 

B:確かに風のせいではあるが、私がドアを開けてそうなったのだから、私の責任だ

  管理人の人に説明し、責任を取ろう

 

私は迷った末、Bの考えを選択し、管理人の人に事情を話し、お詫びをしました。

結果的には、ドアを弁償するということで、6万円を払うことになりました。

その当時、20代だった私にとって、6万円の出費は、大打撃です。

さすがに、後日、6万円を払った後は、「やっぱり知らんぷりすれば良かったかな・・・」と

いう考えが、頭をよぎりました。

 

しかし、その1週間後、その迷いは吹っ飛びました。

というのは、営業活動の中で、ラッキーなことが次々と起こり、私が勧める幼児教材の契約がどんどん取れて、ドアの弁償代に支払った6万の何倍もの収益を得ることができたのです。

 

「正直の頭に神宿る」ということわざがあります。

これは、「正直者には、いずれ必ず、神様のご加護がある」という意味のことわざですが、まさにその通りだと痛感しました。

 

私が出した結論は「正直者は、馬鹿を見る」ではなく、「正直者は、馬鹿を見ない」です。

そして、「正直者の頭に神宿る」です。

 

 

【今回の名言】

正直者は、馬鹿を見ない

 

【今回の教訓】

正直者には、いずれ必ず、神様のご加護がある。

正直者は、決して損をしない。