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得難きは時、会い難きは友

こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。

「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。

このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。

 

今回、テーマにする名言は、「得難きは時、会い難きは友」です。

「得難きは時」の「時」とは、「チャンス、好機」のことです。

そして「会い難きは友」の「友」とは、「善き友、善友」のことです。

 

ですから、この「得難きは時、会い難きは友」の名言は、「絶好のチャンスは、得難いものであり、善い友に出会うことは、非常に難しいことである」という意味になります。

 

ところで、この「絶好のチャンス」とは、どういうものでしょうか?

 

「宝くじに当たること」

「上司に好かれ、運よく昇格できること」

「欲しかった商品が、運よく手に入ること」

 

それらは、確かにうれしいことですが、この名言でいう「絶好のチャンス」とは違います。

この名言でいう「絶好のチャンス」とは、「自分の目標を達成するために役立つ状態」のことであり、「自分の人格が向上するために役立つ状態」のことです。

 

そういう「2つの役立つ状態」を、この名言では「時」=「絶好のチャンス」と表現しているのです。

実際、そういう「2つの役立つ状態」に恵まれ、そのチャンスを上手に活かすと、目標を確実に達成することができますし、自分の人格も確実に高めることができるわけです。

 

それでは、「善い友」とは、どういう友でしょうか?

 

ここで言う「善い友」とは、まず「自分の目標に協力してくれる友」のことです。

そして「自分の人格を高めるくれる友」のことです。

単なる「遊び友達」のことではありません。

 

「友」の中には、一緒にいるだけで、自分の人格を下げてしまう友がいます。

そういう友は、いくら一緒にいることが楽しくても、「善い友」とは言えません。

 

この名言でいうような「善い友」とめぐり会うことができますと、自分の目指す目標の達成がしやすくなると共に、自分の人格を高めることができるのです。

 

それでは、そういう「時」=「絶好のチャンス」と「善い友」を得るために、私たちは、どうしたらよいのでしょうか?

 

仏教の教えに、「福徳力(ふくとくりき)」という力が説かれています。

「福徳力」とは、幸せをもたらす力という意味ですが、今風に言えば「幸せのエネルギー」と表現できます。

この幸せのエネルギーである「福徳力」こそ、「絶好のチャンス」や「善い友」を引き付ける力と言えます。

ですから、「絶好のチャンス」と「善い友」を得るための方法は、「福徳力を大きくする」ということになります。

 

それでは、その幸せのエネルギー「福徳力」を大きくするためには、どうしたらよいのでしょう?

 

それは、「人のために役立つ行い」をすることです。

「人を幸せにする行い」「人を喜ばせる行い」「人にやさしくする行い」をすることです。

 

小学校時代、先生から「一日一善」を勧められたことを思い出します。

まさに、その「一日一善」、「一日、1つでもいいから、人に親切にする」、それこそが、「絶好のチャンス」と「善い友」を引き付ける方法だったのです。

 

後は、日々の生活の中、やるか、やらないか、それだけです。

 

「一日一善、善い行いを心がける」

 

「三歳の幼児、これを知るけれど、百歳の老人、これを行い難し」と言います。

 

「一日一善」をやった方が良いということは、三歳の子供でも知っていることですが、百歳の老人であっても、なかなか実行が難しいものです。

 

読者の皆さん、確かに、「一日一善」を続けることは難しいことですが、ぜひ、人生をもっと楽しく、もっとハッピーにするために、この「一日一善」を実行してみて下さい。

「継続は力なり」です。

 

 

【今回の名言】

得難きは時、会い難きは友

 

【今回の教訓】

一日一善、善い行いをすることこそ、「絶好のチャンス」と「善い友」を得る最良の方法である