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燕雀安んそ鴻鵠の志を知らんや

こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。

「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。

このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。

 

今回、テーマにする名言は、「燕雀(えんじゃく)安(いずく)んそ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」です。

これは、「ツバメやスズメなどの小さい鳥は、白鳥などの大きな鳥の気持ちは分からない」という意味のことわざです。

 

ツバメやスズメなどの小さな鳥は、人格の低い器の小さな人を表しています。

また白鳥などの大きな鳥は、高い人格を持っている大人物を表しています。

ですから、このことわざが伝えるメッセージは、「人格の低い人たちは、高い人格を持っている大人物の気持ちは分からない」ということです。

 

このことわざの言う通り、「リーダーは孤独である」と言えます。

ある意味、会社の経営者は、孤独です。

逆に言えば、孤独に耐えられない人は、リーダーには成れません。

 

会社で嫌なことがあった時に、同僚と飲みに行って、管を蒔くような人は、本当のリーダーに成ることはできません。

会社で嫌なことがあっても、あるいは酷い仕打ちを受けたとしても、愚痴を吐くことなく、耐え忍び、自分がやるべきことを淡々とやる、そういう人が、本当のリーダーと成るのです。

 

つまり真のリーダーは、人格の低い人たちと、迎合しないということです。

器の小さな人は、1人になることを恐れて、仲間たちから飲み会に誘われると、やるべきことがあっても断らず、飲み会に参加したり、また仲間たちが、1人の社員に冷たい態度で接している時に、本当は悪いと思いつつ、仲間たちと一緒に冷たい態度で接したり、仲間たちに流されてしまいます。

 

しかし、高い人格を持った器の大きな大人物は、たとえば会社の先輩や同僚たちみんながやることであっても、それが正しいことではないと判断した場合は、断固してやりません。

そのために、一時的に孤独になっても、人格の高い人は、むしろその孤独を、自分を高める修行ととらえ、その中で自分を高める行いを心がけていくのです。

だから人格の高い人は、ますます人格が高まるわけです。

 

ところで、遊ぶ時だけに一緒に楽しむ遊び友達や、飲む時だけの仲間の飲み友達は、本当の仲間と言えるでしょうか?

 

少なくても、本当の仲間は、「お互いに支え合い、励まし合い、高め合う友人」と言えます。

そういう意味では、遊ぶ時だけの仲間や、飲む時だけの仲間は、お互いに高め合う本当の仲間とは言えないように思います。

 

「徳、孤ならず 必ず隣(となり)あり」という儒教の教えがあります。

これは、「徳の高い人、つまり人格が高い人は、必ず、良き協力者に恵まれる」という意味の教えです。

 

「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、「似た者同士が、自然に集まり、友人関係を作っていく」ということは、確かに言えます。

同じ価値観、同じ生き方考え方、同じ波長の人同士が、お互いに理解しやすいということもあり、友人関係を築いていくということは、自然なことだと思います。

 

そのようなことを考えると、常に自分の人格を高める努力をし、常に正しく生きることを心がけている「人格の高い人」は、一時的に孤独になったとしても、必ず、同じように自分の人格を高める努力をしている「信頼できる人物」に恵まれるということが言えるのです。

 

リーダーを目指す皆さんは、ぜひ孤独になることを恐れず、正しい生き方を貫いて下さい。

そして、自分の人格を高める生き方を続けて下さい。

 

「燕雀(えんじゃく)安(いずく)んそ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」

 

周りの誰一人、あなたを理解しないとしても、むしろ、周りのみんなが、あなたのことを馬鹿にしたとしても、決してあなたの生き方を崩さないで下さい。

 

「徳、孤ならず 必ず隣(となり)あり」

 

必ず、あなたの生き方考え方を深く理解し、あなたの志に協力してくれる「本当の友」にめぐり会えるはずです。

 

 

【今回の名言】

燕雀(えんじゃく)安(いずく)んそ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや

 

【今回の教訓】

リーダーを目指す人は、孤独になることを恐れず、「正しい生き方」と「自分の人格を高める生き方」を続けよう!必ず、あなたを理解してくれる本当の友に出会える。