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人事を尽くして天命を待つ

こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。

「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。

このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。

 

今回、テーマにする名言は、「人事を尽くして天命を待つ」です。

これは、中国の儒学者・胡寅(こいん)の「読史菅見(とくしかんけん)」という書物に出てくる言葉です。

その意味は「目標に向かって最大限の努力をしたら、結果については天にまかせよう!」というものです。

 

「人事を尽くす」とは、「最大限の努力をする」ことです。

「最大限の努力をする」ことは、目標を達成するための絶対の条件と言えます。

 

東洋哲学には、「目標達成の3条件」というものが説かれています。

「目標達成の3条件」とは、次のような3つの条件です。

 

【目標達成の3条件】

① 正しい目標

② 正しい方法

③ 最大限の努力

 

つまり、東洋哲学では、「正しい目標に向かって、正しい方法で、最大限の努力をする時、その目標は達成される」と考えています。

 

ところで「正しい目標」とは、具体的にどんな目標でしょうか?

 

正しい目標とは、次のような2つの目標です。

① 自分の人格を高める目標

② 人を幸せにする目標

 

たとえば、「コーヒーのお店を出す」という目標を持った場合に、「コーヒーのお店を出して、お金を儲ける」とすると、単なる自分が目指す目標となるわけですが、次のような考えをプラスすると、「正しい目標」となるわけです。

 

「お客様の心を癒せるようなコーヒーのお店を出す」

 

読者の皆さんは、違いが分かりましたか?

つまり、「正しい目標」とは、ただ単に自分がやりたいというだけでなく、人を幸せにすることにつながる目標であり、自分の人格を高めることにつながる目標ということです。

 

次に「正しい方法」ということですが、それが次のような3つの条件を満たす方法です。

① 宇宙の法則に合致した方法であること

② 自分の人格を高めることにつながる方法であること

③ 人を幸せにすることにつながる方法であること

 

宇宙の法則を知るためには、より多く学習する以外にありません。

学校で学ぶ法則だけでなく、学校では教えていない法則も数多くありますから、社会に出てからの学習も必要です。

 

3つの目の「最大限の努力」ですが、実際、自分で最大限の努力をしているかを見極めることは難しいと言えます。

1つの目安として、「プラスワンの努力をする」という方法があります。

 

「プラスワンの努力をする」とは、要するに、「もうこれ以上の努力はできない!」と思った所から、さらにもう1つ努力をするという方法です。

「もうこれ以上はできない、もう最大限の努力をした」、そう思った所から、後一押し努力をするのです。

 

「人事を尽くして天命を待つ」の「人事を尽くして」というのは、この「目標達成の3条件」を満たした努力を意味すると思います。

 

「目標達成の3条件」を満たす努力をしたならば、目標達成は間違いありません。

もし、あなたが「目標達成の3条件」を満たす努力をして、目標を達成できなかった場合は、間違いなく、あなたが更に大きく飛躍するためのメッセージが与えられているはずです。

それが「天命を待つ」の「天命」です。

 

その「天命」という「天からのメッセージ」を、正しく受け取り、大きく飛躍して下さい。

それが、更に大きな目標の達成につながります。

 

 

【今回の名言】

人事を尽くして天命を待つ

 

【今回の教訓】

「正しい目標」に向かって、「正しい方法」で、「最大限の努力」をする時、目標が達成される。