こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。
「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。
このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。
今回、テーマにする名言は、「陰徳(いんとく)あれば陽報(ようほう)あり」です。
これは、「人知れず善い行いを積み重ねている人は、やがて必ず、善い結果が得られる」という意味のことわざです。
「陰徳を積む」という言葉は、今の若い人の殆どは、分からないと思います。
「陰徳を積む」とは、人が見ていない所で、善い行いを続けることを言います。
もちろん、誰も見ていない所で行う善行ですので、感謝されることはありません。
最近は、逆の人が多いように思います。
人が見ている所では、善い行いをするのですが、人が見ていない所では、悪い行いを平気でやる。
もちろん、会社などでは、そういう要領が良い人が、上司の目にとまり、優遇されることが大いにあります。
逆に人知れず陰徳を積んでいる人は、特に上司が思慮の浅い人の場合ですと、大いに損をするかもしれません。
しかし、このことわざでは、「陰徳を積んでいる人は、やがて必ず、良い結果に恵まれる」と断言しています。
それには理由があります。
仏教の教えに「身口意(しんくい)の三業(さんごう)」という教えがあります。
これは、「身体の行い、口の行い、意識の行いには、エネルギーがあって、後の現象に大きく影響する」という宇宙の法則を明らかにした教えです。
つまり、身体で行った行為、口で行った行為、意識するという行為、それぞれにエネルギーがあって、それが保存され、後からの現象に影響するということです。
たとえば、友人とある人の悪口を、その人がいない所で言った場合、もちろんその人には伝わりませんから、その人から怒られるということはありません。
しかし、その悪口を言ったという行為が、負のエネルギーとして残り、その後、好ましくない現象を引き起こすということです。
それが「身口意の三業」という宇宙の法則です。
これを、別の表現で言うと、「善因善果、悪因悪果」と言います。
つまり「善い行いをすれば、善い結果が生じ、悪い行いをすれば、悪い結果が生じる」ということです。
ですから、人知れず陰徳を積んでいる人は、最初は、誰からも気づかれず、感謝もされず、会社などでは損をするかもしれませんが、善因善果の法則通り、その善の行いのプラスのエネルギーによって、必ず、その善の行いに相応しい善い結果を得ることになるのです。
これは、宇宙の絶対の法則です。
ただ、難しいのは、その善因善果の実る時期が、誰にも分からないという点です。
「善の行いが、いつ実るのか?」、誰にも分からないのです。
ただ分かっていることは、善の行いを続けたことによるプラスのエネルギーは、絶対消えることなく、やがて必ず、陽報といった幸せな結果となって現れるということです。
それが「善因善果、悪因悪果」という宇宙の法則です。
ただ多くの人は、この宇宙の法則を知らないから、あるいは、信じていないから、人が見ていない所で、悪い行いを平気でしてしまうのです。
読者の皆さん、「身口意の三業」「善因善果、悪因悪果」は、宇宙の絶対の法則です。
ですから、自信をもって、今やっている善の行いを続けて下さい。
あなたの上司がその善行を認めなくても、宇宙は、あなたの善の行いをしっかり見ています。
そして、宇宙のあなたの善の行いに見合った善い結果を、必ず与えてくれます。
【今回の名言】
陰徳(いんとく)あれば陽報(ようほう)あり
【今回の教訓】
善因善果、悪因悪果は、宇宙の絶対の法則である。故に安心して、陰徳を積み続けよう!