こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。
「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。
このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。
今回、テーマにする名言は、「卵翼(らんよく)の恩」です。
これは、「自分を育ててくれた親に対する恩に感謝する」という意味のことわざです。
もっと広い意味で考えますと、学生時代に自分を指導してくれた恩師に対する感謝を表す言葉としても使えると思います。
私たちは、勉強に追われたり、仕事に追われたり、時間のない生活をしていると、ついつい自分を育ててくれた親や恩師に対する恩を忘れて生活してしまいます。
「とにかく、目標を達成するために、頑張らないといけない!」
目先の目標にとらわれて、周りが見えなくなります。
そして、目標達成に役立たないことに費やす時間を、無駄な時間と考え、極力、無駄な時間を無くそうとします。
その結果、息子や娘の帰りを、首を長くして待っている両親のもとに、何年も帰っていないという人もいるわけです。
もちろん、その目標が難しい目標であればあるほど、その目標を達成するために、より多くの時間をかけなければならないということは、否定できない事実です。 だからといって、何もかもかなぐり捨てて、その目標達成のためにだけに生活するというのも、考えものです。
確かに、自己啓発関係の本で、成功するための方法を調べると、まず間違いなく、「目標を明確にする」という項目が入っています。
全くその通りで、まず目標を明らかにしなければ、成功することはできません。
しかし、その目標に対する達成意欲だけでは、良い結果を出すこともできないと言えます。
目標に対する達成意欲だけで、猛烈に突っ走っている人がいますが、そういう人は、一時的には良い結果を出すことができますが、長い目で見ると、途中で息切れを起こし足り、思わぬトラブルに巻き込まれたりして、思わぬ墓穴を掘るということが少なくないのです。
「過ぎたるは、及ばざる如し」ということわざがありますが、やはりバランスが大事ということは、何の分野においても言えることです。
特に、東洋哲学では、大きな目標を目指している時であればあるほど、「卵翼の恩」を忘れないようにすることを強調しています。
そして、目標達成のための行いだけでなく、その恩に報いるための行いも、バランスよく行っていくことを勧めています。
具体的に言うならば、目標達成のために全力で頑張ると共に、首を長くして待っている両親のところに、頃合いを見て顔を見せるということです。
そのような親孝行の行いを、無駄な時間と思わず、仕事とのバランスを取りながら、行うのです。
そのような卵翼之恩に報いる行いをすることによって、あなたの心の奥底に、「一所懸命、育ててくれた両親のためにも、頑張ろう!」というエネルギーが湧いてきます。
それが恩を知ることによって生じる「清らかな頑張る力」です。
この「清らかな頑張る力」が頑張っている人は、どんな苦難や困難があっても、負けることなく、突き進むことができます。
また卵翼之恩を持って、実家に帰り、年老いた両親の顔を見た時、「もっと親孝行をしないとなぁ・・」という思いが生じます。
そのような親を思う気持ちで仕事をしていますと、思わぬアイデアが心の奥底から浮かんでくる場合が大いにあるのです。 そのアイデアによって、その後、目標を簡単に達成できるというケースも少なくないのです。
そのように、目標を達成したいと思った時に、その目標を達成するための方法だけに時間を費やすのではなく、バランスよく卵翼之恩に報いるための時間をも、惜しみなく使うことが、かえって、その目標の達成につながるということが大いにあるのです。
【今回の名言】
卵翼の恩
【今回の教訓】
目標を達成するための行いと、卵翼之恩に報いるための行いのバランスと取れ! それが目標達成の賢い方法である