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喉元過ぎれば熱さを忘れる

こんにちは、ジェスリードの滝口祐幸です。

「名言でマインドチャージ」のブログを開いていただきまして、ありがとうございます。

このブログは、「名言でマインドチャージ」ということで、世界のことわざや名言によって、目標に向かって進むために必要なパワーマインドを充電することが目的です。

 

今回、テーマにする名言は、「喉元過ぎれば、熱さを忘れる」です。

これは、「苦しかったことをきっかけに、自分の間違いに気づき、反省したにもかかわらず、調子が良くなった途端、すっかり忘れて、元に戻ってしまう」という意味と、「苦しかった時に、お世話になった人に対する恩を、良くなった途端に忘れてしまう」という意味の2つの意味を持ったことわざです。

 

起業することを目指している若者が、あるお坊さんに、どうすれは成功できますかを尋ねました。

そのお坊さんは、次のように答えたそうです。

 

「恩を大事にすることです」

 

「恩を大事にする」、その逆を言うと、「恩を仇で返す」ということになります。

私も、60年以上生きてきて、恩を仇で返す人を、何人か見ていますが、そういう人たちに共通していますのは、必ず信用を失い、物事がうまくいかなくなるということです。

確かに、恩を仇で返す行為ほど、信用を失う行為はないと言えます。

 

ところで、なぜ恩を大事にすると、仕事において成功しやすいのでしょうか?

 

それは、恩を知り、恩を大事にする中から、成功するために大事な心が生まれるからです。

恩を知ることを、「知恩(ちおん)」と言います。

 

それでは、恩を知るためには、どうしたら良いのでしょうか?

 

「恩」という漢字は、「因」を知る「心」と書きます。

つまり、「恩を知る」ということは、「今の自分があるのは、どういう人のお陰なのか」、その原因を知ることです。

 

まず、すべての人に共通する大恩人は、私たちを、この世に産んでくれた両親です。

次に、私たちが人間として生きていくための基本的なことを教えてくれた人の恩です。

もちろん、産みの親と育ての親が違う場合もあるでしょう。

また、保育園の先生という場合もあります。

 

次に、人生の大事なことを教えてくれた恩師がいるはずです。

それに合わせて、困った時に助けてくれた恩人もいます。

そして、仕事をしている人であれば、仕事を教えてくれた恩人もいるはずです。

 

そういう人生の恩人に対する恩を自覚し、その恩に感謝する時間を、1日の最後に取ることをお勧めします。

そうすることによって、一日の終わりに感謝の心をもって寝入ることができわけです。

 

恩人に対する感謝の心が大きくなると、「だからこそ、頑張らないといけない!」といった「頑張る心」が生じます。

それに合わせて、大きな壁に突き当たったり、大きな問題に遭遇した時に、「こんなことで負けるわけにはいかない!」といった「不屈の精神」が生じます。

 

この「頑張る心」「不屈の精神」こそ、成功するために欠かせない2つの心と言えます。

この成功するために欠かせない2つの心が、恩を知り、恩を大事する生き方から生じるのです。

 

読者の皆さん、ぜひ一日の終わりに、自分を支えてくれた恩人に感謝する時間を作って下さい。

そして、それを習慣化して下さい。

その良い習慣が、あなたを成功に導く大切な心を、あなたに与えてくれるでしょう。

 

 

【今回の名言】

喉元過ぎれば、熱さを忘れる

 

【今回の教訓】

一日の終わりに、自分を支えてくれた恩人に感謝する時間を作りましょう。

その良い習慣によって、成功のための「頑張る心」と「不屈の精神」が身に付く。